災害への備え地名に学ぶ自然災害の予知 |
情報提供者:北村大輔 毎年6月ごろから10月はじめごろにかけて、梅雨の大雨、台風の豪雨による災害が多く発生する。 これは日本列島の位置、日本列島の地質構造という基本的なことを素因としているが、そうであるからといってあきらめきれるものではない。 災害は近年になって発生しだしたものではなく、有史以来くり返し、くり返し発生し現在に至っている。当然我々の祖先も多くの災害を経験しており、その教訓から“災害の発生しやすい場所には住まない!”ことを心した。またそのことを後世の人々に伝えるため、地名に残した。 地名は我々の祖先が残した警告の遺産であろう。地名については数多くの本が出版されており、それらの内容を整理してみると次のようになる。 (表 災害を多く経験した地名 参照) |
厚木市以北については、比較的安定した地盤であると聞いている。 ここにあげた地名が、直接災害に結びつくものではないということを御理解願いたい。 また、ここにあがらない地域でも、川のそばや、埋め立て地、傾斜地の盛り土地盤、急傾斜地(崖)、農地、わき水の出るところ、小高い丘の上にある寺の周りなどが危険性があるといわれている。 御自分の住んでおられる地域に於いてもどんな地盤なのかは知っていて損はないと思う。 簡単に調べる方法の一つとして、その土地に昔から住む御老人を訪ねてどんな土地だったか聞いてみるときっと面白い話しが聞けると思う。 |