Kanagawa Rescue Support Bike Network Kanagawa Rescue Support Bike Network

参考資料 1

災害への備え

地名に学ぶ自然災害の予知

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情報提供者:北村大輔

毎年6月ごろから10月はじめごろにかけて、梅雨の大雨、台風の豪雨による災害が多く発生する。

これは日本列島の位置、日本列島の地質構造という基本的なことを素因としているが、そうであるからといってあきらめきれるものではない。

災害は近年になって発生しだしたものではなく、有史以来くり返し、くり返し発生し現在に至っている。当然我々の祖先も多くの災害を経験しており、その教訓から“災害の発生しやすい場所には住まない!”ことを心した。またそのことを後世の人々に伝えるため、地名に残した。

地名は我々の祖先が残した警告の遺産であろう。地名については数多くの本が出版されており、それらの内容を整理してみると次のようになる。

(表 災害を多く経験した地名 参照)

この他、自分の少ない経験から神奈川県内で比較的地盤が弱いといわれているところをまとめると、
川崎市 川崎区、中原区
横浜市 鶴見区と鶴見川沿い、神奈川区の海より、中区、南区、保土ヶ谷区、戸塚区北部
横須賀市 (崖の多いところ)
葉山町 逗子市より
鎌倉市 大船、台、小袋谷
藤沢市 引地川、境川沿い、大庭、長後の一部
茅ヶ崎市 赤羽根、香川、円蔵、萩園、相模川沿い
寒川町 岡田、相模川沿い
海老名市 門沢橋、相模川沿い
平塚市 横内、大島、下島、万田、根坂間、西八幡、岡崎、中原、片岡、金目、御殿、渋田川沿い
伊勢原市 下谷、沼目、串橋、
小田原市 酒匂川沿い、足柄平野全般

厚木市以北については、比較的安定した地盤であると聞いている。

ここにあげた地名が、直接災害に結びつくものではないということを御理解願いたい。

また、ここにあがらない地域でも、川のそばや、埋め立て地、傾斜地の盛り土地盤、急傾斜地(崖)、農地、わき水の出るところ、小高い丘の上にある寺の周りなどが危険性があるといわれている。

御自分の住んでおられる地域に於いてもどんな地盤なのかは知っていて損はないと思う。

簡単に調べる方法の一つとして、その土地に昔から住む御老人を訪ねてどんな土地だったか聞いてみるときっと面白い話しが聞けると思う。


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