Kanagawa Rescue Support Bike Network Kanagawa Rescue Support Bike Network


2004/4/4
大井松田ヘリポート訪問記
記)手塚 則生

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 桜も凍える冷雨降る4月4日、坂本代表と手塚の二人で大井松田にあるヘリポートにお邪魔しました。今年1月の防災ギャザリングで自衛隊OB 会『隊友会』の増井さんにご紹介を頂いた『かながわ自主防災航空』の基地を見学する為です。毎月第一日曜日には飛行クラブの皆さんの定例会が行われていると事前にお伺いしての訪問でしたが、この日はやはり悪天で中止となり、我々が到着した時には誰も居ない状態でした。航空隊代表の山口さんにお電話をすると、事前の約束もなかった我々にも「折角、遠くから来て下さったのですから」と、急遽ご自宅から駆けつけて下さいました。突然の押し掛けでしたのに大変恐縮です。
 山口さんにはたくさんお話を聞かせて頂きました。「ヘリコプターは200km/h で神奈川県なら30 分程で1周でき、災害時には地上の被災状況をつぶさに確認できる」「空からは無線の到達範囲も広く、アマ無線は勿論、特定省電力(特省)無線機もかなり役立つ」等々。つまり情報の欲しい地上側も、安価で免許も不要な特省無線機を持ち、事前に飛行隊との使用周波数(チャンネル)を打ち合わせて置けば、被災状況・道路状況などを詳しく知る事も可能であると言う事。特省無線機の事を語られたのには理由があります。アマチュア無線を上空から使用した場合には“電波が飛びすぎる”為に地上側には広範囲に情報の混乱を与えてしまう危険すらある為です。
 神奈川自主防災航空では、秦野市・大井町・テレビ神奈川等と災害時協定を結ばれて居るのですが、ヘリコプターの整備費や燃料費等には大変なお金も掛かるので活動にはとても苦労されているそうです。
 最後に格納庫にもお邪魔して、珍しい乗り物を見て興味津々の我々の、尽きぬ素朴な質問の数々にも、とてもご丁寧にお付き合い頂きました。2機並んだヘリコプターは、どちらもピカピカでした。「出る時にはすぐに飛び立つので、帰った時に清掃・点検・整備をきちんとするんです」との事。うーむ、なるほど。我々のバイクも、きっとそうすべきなんですよね。反省。山口さん、どうもありがとうございました。


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